衣・食・住

今年も残すところあと40日ほどとなりました。
歳を重ねるごとに時が経つのが恐ろしく早くなっていきます。
毎年この時期になると決まって、
『植木の剪定』や『障子・襖の張替』などのご用命が多くなります。
自宅をきれいにして新年を迎えたい、みなさん考えることは一緒ですね。

人間生活に欠かせない衣・食・住ですが
果たしてこの中で学校教育で教育を受けるものには
どのようなものがあるのか、ふと考えました。

小学生の時には家庭科でミシンかけを習い、エプロンや袋物を作ったり、
調理実習ではお味噌汁を作ったりもしました。
では、住に関してはどうだろうか。
中学の技術科で電気スタンドは作ったが、その後はんだごてを使う機会など無かった。
せっかくなら、障子の貼り方や、襖の張り替え方、網戸の張り替え方を習いたかった。
エプロンは作ったけれど、ズボンの裾上げの方法や、
正しいワイシャツのアイロンのかけ方も知らない。
冠婚葬祭にふさわしい服装や、忌み言葉も知らなかった。
おせち料理の意味や作り方など、体験、経験を経て身についていくものもある。
これは学校教育ではなく家庭教育の範囲なのだろう。
まず自分が習得しないと子供に教えることもできない。

生きていくうえで必要なスキルを伝えられるように、
歳を重ねるごと、自分自身も成長したいと思う。(M)