桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)

先日の桃の節句にちなんで、
春の風に誘われて去年と変わらず、
桃の花が咲きほころぶ様子を表した漢詩です。

深く詠むと、去年そこにいたあなたにもう会うことはできない。
庭の桜や桃の花は今年も春風に吹かれ咲いているのに。
と人の世の無常さを表している歌だそうですが…。

人が過ぎ去った後でも春は自然に巡ってくる。
一生懸命生きて入れば春は必ずやってくる。
と詠まれることが多いでしょうか。

新生活、門出を祝うような陽気な春のお天気が続いています。
咲きほころぶ梅の花や桜を見ながら
今年も子供たちの成長を感じつつ、
当たり前の日常が続くことに心がほころびます。

そんな私は今日も
春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)
慌ただしい朝のルーティンを送っています。 (M)