そばにあるタイル

昔は 水廻りによく タイルが使われていました。
お風呂の床、壁、そして浴槽そのものもタイルだったり。

その後、価格、施工しやすさ、使いやすさ、お手入れしやすさなどから
様々な素材が現れ、一般住宅の水廻りでタイルが使われることが減りました。

私は、ホテルや公共施設で ついついタイルに目がいってしまいます。
高級なタイルだったり、その場の雰囲気と合った色使いが絶妙だったり。
室内だけではなく、屋外にもたくさん使われています。
海外に行くと もっと多くのところで出会えます。
色が多彩に使われているのも素敵です。
かなり前の時代からそこにあったものをみると、うっとり。

タイルは、冷たい印象がありますが
私は見ていると 何となく あたたかみを感じます。
それは タイルが 焼き物であるからでしょうか。
そもそも1000度以上で焼かれているものだからでしょうか。
不思議です。

一般の住宅でも 水廻りにかかわらず
上手に室内に取り入れてあるところもあります。
調湿機能や脱臭機能などの 機能タイルなどもでてきています。

最近 DIYをする人が増えて、
室内・屋外の一部を 自分でタイルを貼っているなんてことも
耳にします。

以前は タイルの目地が汚れやカビで気になることでしたが
目地は進化しており 汚れの付着やカビの根の侵入を抑制するようになっています。

リフォームする時に
少し タイルのように異素材を取り入れてみるのは
変化もあり、楽しいかもしれません。

私は 数十年前 旅先で買ったタイル数枚を貼りたいがために
キッチンの壁を タイルにしたことがあります。
キッチンに立つと バタバタ忙しさの中にも旅の思い出がよみがえり
一瞬ホッとしていたものです。

写真は 微妙な色使いが気に入って選んだ 現在トイレに貼ってあるタイル。
鮮やかな花を置くと それぞれが引き立って お気に入りの空間になります。(C)