ものづくりの継承

先日 延暦寺に行く機会がありました。

国宝の根本中堂は、改修中でした。
約10年かけての 大改修だそうです。
本堂の銅板葺き、廻廊のとち葺きを葺き直し、
全体の塗装彩色の修理を していました。

工事の様子を見学できるようになっていて
建具を塗装している様子が身近で見られたり
屋根の銅板葺きの葺き替えをしている様子や
回廊のとち葺きの葺き替えなど
なかなか 見ることの出来ない作業を
見学することができました。

作業する人は写真に写すことは出来ないので
写真に残ってはいませんが、国宝としての大切な建物を
守っていくには、やはり技術を持った人の手が
必要で、大切だということを 実感しました。
人の技術の継承は 守っていかなければならない財産だと
強く感じました。

また先月は ずっと行きたいと願っていた
スペインのサグラダファミリアに
行くことができました。
ここでも 作業する人を見てきました。

造り上げて、そして維持していく。
そんな建物と人間の関係に深く感動した経験となりました。(C)